こんにちは、こんばんは、入院生活をきっかけに記事を連投し少しでもブログを軌道にのせてやろうと目論んでいるテンパパです。
とゆうか、毎日更新出来る人素直に尊敬。どうやって時間作ってるの?w
今日はいつもと少し趣向を変えた内容を綴って行こうかと考えています。
この記事を読んでいただきたい対象として、自身も身を置く福祉業界で活躍する方々に向けた情報発信をしようかと思います。
まだ介護の仕事を始めたばかりの方、介護福祉士の国家資格を取得しこれからバリバリとキャリアアップをしていきたい方、そういった皆さんに自身の今までの経験や考えを共有し、今後のステップアップ、向かうべきビジョンの参考にしていただければ嬉しいです!
ちなみに最初に自身の経歴を簡単に説明しておくと
地元の総合高校卒業 ↓ 大阪の福祉短大卒業(介護福祉士・社会福祉士のどちらも勉強できる総合福祉科専攻) ↓ 地元の社会福祉法人に入社し特別養護老人ホーム勤務(5年) ↓ 養護老人ホームへ異動(1年半) ↓ ケアマネを取得し、居宅介護支援事業所へ異動(1年半) ↓ 同法人で新しく出来たグループホームに異動(1年半) ↓ 株式会社が経営する地域密着型通所介護の管理者兼生活相談員 (転職し、法人設立時から勤務)
で今に至ります。
通所サービスから入所サービスやケアマネと一通り経験をしてきたので、少しは参考になるかな?と思います!
まずは何を目指していけば良いの・・・。
目次
1.キャリアアップ編
1-1.初任者研修、実務者研修を受講する
福祉系の高校や大学、専門学校を卒業していた場合は介護福祉士の資格取得、社会福祉士の資格や資格取得のための受験資格をすでに持っている可能性がありますが、全くの未経験の場合はまだ右も左もわかりません。
- 初任者研修
おおよそは企業側から研修を勧められることになるかと思いますが、まずは介護についての基礎的な知識、技術を身に着けるべく初任者研修の受講をします。
おおよそ130時間の受講時間となります。知識とともに入浴や排泄、移乗等の介護技術を学びます。
- 介護福祉士実務者研修
「介護過程の展開」「医療的ケア」等、初任者研修よりもより応用的な知識、技術を学びます。介護福祉士国家資格受験に際し、この実務者研修の取得が必須です。
1-2.介護福祉士の国家資格取得を目指す
- 介護福祉士
実務経験3年+介護福祉士実務者研修修了が受験条件となっています。
合格率はここ数年の推移を見ても70%台が続いており、比較的合格しやすい水準となっています。
介護福祉士の資格取得後から、「資格手当」が付いたり、より専門的な業務を任せられる事が増えたり、と自身のスキルアップを実感しやすくなっていきます。
1-3.介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格取得を目指す
- 介護支援専門員
実務経験5年かつ900日以上の勤務実績が受験条件となります。
合格率はここ数年で10~20%台です。数字だけ見ると「難しいのかな。やめとこうかな」となりますが、実際は会社から強制的に受験させられている人も多く、本気で合格を狙っている受験者の方が少ないのでは…と思います(あくまで個人的感覚)。
過去問を参照にある程度勉強すれば、まず間違いなく合格するとテンパパは思います。
アフォなテンパパでも1発合格出来たので大丈夫。一応テンパパが事前にリサーチして購入した参考書を下記にリンクしておきます。
中央法規出版のテキスト、問題集は信頼できます!
ケアマネの業務内容としては、自分の担当する利用者が自宅での生活を続けれるよう、利用者の情報を分析し、必要な福祉サービスや地域の協力等、間で調整や橋渡しを行います。
テンパパはそれまで施設内での仕事しかしてこなかったのですが、ケアマネの経験を通して在宅介護の課題発見や各職種との連携の重要性、介護保険制度への理解や対外交流のスキル、など、多くのことを学びました。
よく「ケアマネは家族や他事業者との板ばさみでしんどいからやめた方が良い」という声を聞きます。
確かに間で調整する黒子的な役割のため、「しんどいな」と思うこともありましたが、それ以上に得たものが多かったので、キャリアアップを目指すのであれば、是非皆さんにも経験してほしいと思います。
もっと聞きたい方がいれば、お問い合わせ、コメントでお気軽にご相談ください!
1-4.社会福祉士の国家資格取得を目指す
- 社会福祉士
相談援助実務2年+専門課程修了が受験条件となります。
※大学、短大等で専攻していた場合は別。
合格率はここ数年で20~30%とハードルは高く、19科目から満遍なく出題され、各科目毎で合格点が取れなければ不合格となります。
社会福祉士の業務内容としては、高齢者、障がいのある方の福祉の相談に応じ、指導やサービス調整を行います。
資格があるから「この業務ができる」と明確なものはないですが、資格を保持していれば、施設の生活相談員や地域包括支援センターの職員等、マルチに活躍出来る場が広がります。
虐待事例に介入したり、地域福祉に目を向けた活動をしたり、とその名の通り社会福祉への貢献が業務内容が主となります。
- 精神保健福祉士
相談援助実務4年+専門課程修了が受験条件となります。
※大学、短大等で専攻していた場合は別。
合格率はここ数年60%台で推移しており、受験者の半数以上が合格をしています。
科目ごとの合格基準点が決められていないことが、合格率が高い理由ではないでしょうか。
主な業務内容としては、病院や行政機関等で精神疾患を罹患されている方々の相談や支援、適切な訓練を行なったりします。
社会福祉士と同様に、この資格を持っているからこの業務が出来る、というものはないですが、より専門的な支援を利用者に行う上で必要な資格であると言えます。
2.まとめ(キャリアアップ編)
ざっくりとした実務経験を重ねていく中でのキャリアアップは上記のようになります。
他にも、認知症ケア専門士、おむつフィッター、接遇で役に立つ秘書検定等、自己研鑽のために多くの専門的な資格があります。自身でも探したり、上司に尋ねたりしてみましょう。
会社によっては、資格取得にかかる費用を全面的にバックアップしてくれることもありますよ!
キャリアアップ、スキルアップを目指し、自分に必要な知識を身に着けるための自己覚知をしておきましょう。
3.ビジョン編
3-1.まずは恐れず自分の意見を言う
新人職員は現場業務をする中で『思うこと』がたくさんあっても、中々言いにくいと思います。
あまり自己主張すると煙たがられるのではないか、嫌われてしまうのではないか、そう思いますよね。
どの会社にも意見する新人をやっかむ人はいます。ただ、その人についていく人は同じようなタイプの人間だけです。
自分を応援してくれるスタッフの味方がきっとできますよ(^^)/
早いうちから自分の意見を持つこと、その意見を言語化することを訓練しておくと、先々の自分の経験と自信につながります。
また、会社側も職員の仕事に取り組む姿勢は必ず見ています。評価にそのまま繋がるので、恐れず意見していきましょう!
マンネリ化した現場の状況に、フラットな見方の新人職員の意見は意外と良いスパイスになるものです!
3-2.介護主任・介護リーダーを目指す
自分の意見を持つことが出来るようなり、それを発言できるスキルがついてきたら、次は介護主任・介護リーダーを目指しましょう。
主任の業務内容は、介護現場で各利用者への支援方法の検討、変更等を率先して提案したり、他スタッフの意見の吸い上げ、すり合わせをしたり、新人スタッフの指導を行ったり、と会社によって与えられる業務の役割は違うと思いますが、人を束ねていくことが期待されるポジションです。
介護現場は、チームとして動くことで利用者への提供サービスの質の向上、業務の効率化が図れます。
主任・リーダーはその中心的役割であると同時に、スタッフからの意見をまとめ、生活相談員へ、時には課長や施設庁へと意見を発信するパイプ役にもなる必要があります。
3-3.生活相談員などの中間管理職、もしくはケアマネを目指す
生活相談員、ケアマネはどちらも対外交流の多いポジションとなります。
ケアマネは上記したので省きますが、相談員は利用者宅へ訪問しサービス利用前の重要事項説明、契約やサービスの利用調整、利用者家族からのクレーム対応やリーダー職への指示、指導、他事業者との調整等となります。
介護現場からは離れますが、夜勤や身体介護での肉体的負担を考えると、目指していく必要があるのではないかと思います。
生活相談員としての業務は、介護保険制度だけでなく、福祉制度全般に対して幅広く知識を持っておかなればなりません。
ここまでくると、福祉のスペシャリストになっていると思います。
3-4.課長、施設長を目指す
どちらも課や施設全体をまとめていくポジションとなります。
福祉に関しての専門的な知識だけでなく、法人経営についての知識や市場のマーケティング能力、リクルート面の知識や経験も必要となってきますので、ここまで目指すのかは自分の気持ち次第です。
4.まとめ(ビジョン編)
法人内に通所介護や入所サービス、障がい福祉があるのなら、率先して部署異動をさせてもらうようにしましょう。
各部署の業務内容や利用者との距離感、それに伴うコミュニケーションの取り方等、確実に自分にとってポジティブな経験となり、後々の自分に還元されることとなります。
そして、同期や同僚達としっかり差となって出てきます!
自分の進む先をボヤーっとでも良いので見据えて、そこから逆算していくことで今自分がすべき行動が見えてくるのではないかと思います。
同じ【労働】なら、多くを経験、吸収できる環境に身を置きたい!!
5.番外編:転職し自分の得意を発揮する
テンパパは昨年1月に転職をしました。
およそ10年勤めてきた社会福祉法人から、新たに法人設立した株式会社に、です。
ゴリゴリのベンチャーなので、もちろん妻や周囲の反対もあり、転職するまで簡単には行きませんでしたが、現代表の説得とテンパパの粘り腰もあり何とか理解をしてもらったのです。
なぜそこまでして転職をしたかったのか。それは、環境の変化による新たな学びを取り入れたかったからです。仕事に慣れてしまい、ルーチンワークとなった時間を変えたかったのもあります。
そして、リハビリに特化した地域密着型通所介護でテンパパとしても初めて経験する業態。
心配もありましたが、ケアマネをしていた時に養った自身の対外交流においてのコミュニケーションスキルや人当たりの良さを代表が高く評価してくれていたことや、自分自身も「自分の武器はこれだ」と自覚していたので、得意を持ち込めたことが不安の解消に繋がりました。
そして、当初の事業計画よりも順調に利用者は増え、現在では順番待ちをしていただいている状況です。
なにより、今の会社に転職し、福祉業界だけでなく同市内で活躍する多くの企業の方や個人事業主の方々との繋がりを作れたことが、大きな転職メリットだったな、と振り返り思います。
1つの企業で長く続けていくことは素晴らしいことだともちろん思いますが、学ぶべきことを学んだら、次のステップに踏み出していく方が人生は楽しいというのが、テンパパの考えです!
介護士の皆さん、自分の先々のことを真剣に見据え、体に気を付けて頑張っていきましょう!!
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